1 菜(な)の花(はな)ばたけに 入(い)り日(ひ)うすれ
見(み)わたす山(やま)のは かすみ深(ふか)し
春風(はるかぜ)そよ吹(ふ)く 空(そら)を見れば
夕月(ゆうづき)かかりて においあわし
 
2 里(さと)わのほ影(かげ)も 森(もり)の色(いろ)も
田中(たなか)の小道(こみち)を たどる人(ひと)も
かわずのなく音(ね)も 鐘(かね)の音(おと)も
さながらかすめる おぼろ月夜(づきよ)

No.2033 | 2007年3月18日 | ぴょん子