今ここに水の入った三つのコップがあります。左から毒が入ったコップ、真ん中は毒を薄めたコップ、右は真水。さあ貴方はどれを飲みますか?勿論毒の入ったものは飲まずに右の真水を飲むでしょう。                             ここで問題なのが、今の建築基準法はF☆☆☆☆(フォースター)だったら無制限に使って良いですよという基準法です。しかも規制してあるのはクロルピリホスの使用禁止とホルムアルデヒドの室内濃度0.08ppm以下だったら無制限に使用してよいという法律です。(その他の化学物質は現在規制されてない) つまり現在の建築基準法による室内空気は真ん中のコップに入った毒を薄めた状態の水を飲むことと一緒のことなのです。しかも、もっとも危険なのは「F☆☆☆☆(フォースター)で国が認めた基準の建材を使っているから健康住宅ですよ」と大手メーカーや住宅会社が堂々とホームページや広告などに載せていることにより、一般の方も「だから安心なんだ」と勘違いさせられていることが大問題なのです。健康住宅というメーカー・住宅会社の言葉を信じて家を建てた人たちが病気になった時、住宅メーカーからの言い訳は「国が安全だと言っているものを使っただけです。」ですまされてしまう・・・そんなことが実際に起こっているのです。これから家を建てられる方、またリフォームでも遅くありません。もっと室内空気の大切さを真剣に考えましょう!村上周三先生によれば、「人間は環境化学物質の83%を肺(空気)から取り込み、食品は7%、飲料は8%に過ぎません。」だから空気が大事なのです! もっと詳しくお聞きになりたい方はいつでもご連絡いただければお答えいたします。連絡先0957-53-3014又はinfo@cocorokobo.net日本臨床環境医学会会員 こころ工房 井手まで

No.41 | 2006年9月27日