最近良く、シックハウス症候群と思われる方からの問い合わせがあります。新築の家に移ってからアレルギー性鼻炎になったとか、じんましんが出るとか。咽喉が痛いなどなど・・・明らかに新築住宅または新しいアパート(古い借家又はアパートでもクロスを貼り替えたり、ワックスを塗ると新築と同じ)等に住むようになってからの症状を訴えられます。内容を聞いてみると、床は新建材にワックスがけ、壁・天井は全面クロス貼り、建具も工場生産の新建材で作った物。室内には芳香剤。中には新建材の床に床暖房、これでは揮発性化合物質を室内で生産しているようなものです。室内空気が悪いので換気扇をつけなければならない、しかしそうする事によって室内の湿度も室外へ排出してしまうので、室内は乾燥し、咽喉が痛くなったり、インフルエンザ菌が蔓延してしまう。そこでまた加湿器で湿度を調整しようとするが、加湿器も注意しないと菌を撒き散らすことになるかもしれない・・・などなど、きりがありません!!だからこころ工房の家造りは、構造体は杉を使い、床は杉の音響熟成木材。壁は化学物質を吸着分解する幻の漆喰。杉の無垢材と漆喰を使うことで、梅雨時は湿気を壁・床・構造体が吸い。夏は壁・床が保水しているので室内温度を下げ。乾燥した冬は、保水していた水分で湿度を調湿してインフルエンザ菌を抑える。そんな家造りなのです。

No.1255 | 2005年11月9日 | ぴょん子