最近の事件や犯罪は人間として考えられない事が多すぎます。母親が子供を殺して焼却したり、同居人の子供を殺害したり、小学生がクラスメイトの首を切りつけて殺すなど、なんともむごたらしいかぎりです。母親は命懸けで子供を育てるのが本能であり、子供は友達同士で助け合い、そして大人は子供を守るのが常識であると思います。私は健康住宅造りの中で、新建材・集成材・プラスチックなどの化学物質を出す建材は極力使用しないように講演会やセミナーを通じてうったえてきました。そして「引越し後も健康住宅」を多くの方々に理解されてきたと感じています。私共の家造りは「幻の漆喰」「清活畳」「音響熟成木材」の組み合わせにより、素晴らしいキレイな空気が創られています。この五年間で何百棟もの完成見学会に参加して感じた事があります。それは、見学会の新築会場に来場されて1時間くらいで「イライラ」される方と何人かお会いしました。話しを聞けば、新建材の鼻につく臭いをかぐと落ち着くと言われるのです。私はそれを聞いたときに唖然としました。シンナーやアルコール中毒の人はそれを摂取せずにいると、身体が震えたり精神状態が異常になったりするのと同じではないのかと思い、様々な文献で調べました。すると、たくさんの成果を得ることができ、その中でも特に私が注目したのは、カリフォルニア大学で「化学物質の脳への影響」という調査事例でした。これは、カリフォルニアの少年院で8300人を対象に調査したもので、住宅に使用する新建材や接着剤のガスが脳へあたえる影響が非常に大きいものであると結論付けていました。それとは逆に当社商品「幻の漆喰」「清活畳」「音響熟成木材」を使用していただき新築されたお客様から喜びの声が沢山届いています。例えば、引越し前のアパートではご主人が毎朝子供たちに小言ばかり言って雰囲気が悪くなったりしていたのが、引越し後はそれが一切無くなったとか、中学生の娘さんの生活態度が新居に引越しされてからは別人のように良くなったなど書き連ねればきりが無いくらい沢山あります。室内の空気が浄化されれば副交感神経を刺激し、ストレスが取れ、リラックスできます。私は建物や家具・家電・衣類などにより発散する有害物質を吸着分解し、室内環境を良くすれば凶悪事件も少なくなってくるのではないかと考えています。その期待を胸にこれからも努力を重ねていく所存です。〜カイケンコーポレーション(株)発刊「サイン」より・・健康住宅アドバイザー浦上 直社長の言葉

No.18 | 2005年7月18日