岐阜のKさんより珍しい楽器の写真が送ってきました。文章もそのまま載させてもらいます。
先週の11/26(金)の夜に友人に誘われて初めて見る、また初めて聴く、
珍しい楽器【オンド・マルトノ】のコンサートに出掛けて来ました。
この楽器はオルガンに似た本体と3つのスピーカーで構成された電波楽器
なんです。
1928年(昭和3年)にフランスで発明され、電気を使った楽器として
は世界でもっとも古い楽器で、しかも製造が受け継がれていない為に現在
では現存する楽器のみが演奏できる唯一の手段ですと、演奏者の
【市橋若菜さん】が説明されていました。
 オルガン本体には一本の弦が端から端まで張られていてそこに指を
通す指輪がついていました。この指輪に指を通し、左右上下に動かして
演奏するとまるで【笛】のような音が出ます。ピアノやエレクトーンの様
な鍵盤楽器の音ではなく笛の音、フルートの様な弦楽器を聴いている様な
感じでした。
また鍵盤自体を叩いてもまったく音がしない・・・なんてヘンテコな楽器
なんだろう・・・(^^;
オルガン本体から3つのスピーカーへ電波を飛ばし、電波を受けた各スピーカー
が取り付けられたバネや弦、銅鑼(ドラ)などを振動させて音を出すそうです。
ちなみにスピーカーの名前は演奏者の後ろにある大きな四角いスピーカーが
【プリンシパル (Principal)】
シュロの葉を型どったスピーカーが【パルム (Palme)】
前面に銅鑼(ドラ)が吊るされたスピーカーが【メタリック (Metallique)】
だそうです。
こらだけメモするのに1時間ほど、演奏者の方を独占しちゃいました。
きっと他の皆さんは怒っておられただろうなぁ・・・・
また岐阜の名所、名物、珍しいモノを見つけたらお知らせします。

No.715 | 2004年11月30日 | ぴょん子